この間のコンフェデレーションズカップではブラジルの強さが強烈に際立っていましたね。あのスペインに3-0で勝利ですからねー。
というわけで、今回はサッカーをする人にもよくある足の付け根の痛みについて書いてみます。
スポーツをする人の足の付け根・股関節周囲・鼠径部の痛みは、
・ランニングによる過剰負荷
・急激な捻転や方向転換
・キック動作(サッカーのインサイドキックは特に負担が大きい)などが原因と言われています。
ちなみに鼠径部とはビキニラインといいますか、パンツのラインといいますか、コマネチのラインといいますか(笑)、そのラインです。
そして股関節は鼠径部の奥にあります。ちなみに恥骨は性器の奥にある骨で骨盤の下部前面にあたります。また、股関節の変性による股関節症というものもあるのですが、これは股関節自体の軟骨等の変形などによるもので、手術以外での治療は難しいとされていますので、今回は詳しい説明は割愛させて頂き、またの機会にさせて頂きますね。
股関節周囲や恥骨には足の内側と前面の筋肉、腹筋群、腸腰筋(腹部の深層の筋肉)、お尻の筋肉など多くの筋肉が付着しており、何か足を使った運動をする時には四方八方から引っ張られており、非常に負担の多い場所となっています。
ちなみに、鼠径部の痛みを総称して『グロインペイン症候群』と呼んだりもします(聞いたことある人もいると思いますが)。
『グロインペイン症候群』の中には手術を必要とする重症なものもありますが(以前中田英寿や中村俊輔が手術しています)、多くの場合は、筋肉の緊張度合・疲労度合の違いからくる炎症による痛みのようです。
というわけで、ここでもやはりまず重要なのは筋肉のバランスの調整です。
太ももの表・裏、内側外側とお尻の筋肉のバランスがしっかり整っていないと、どこか局所的に負担が多くなり炎症を起こしやすくなります。
加えて、足の付け根の痛みを訴える人は骨盤が歪んでいるケースが非常に多いので、骨盤の矯正も必要になってきます。
全身の筋肉のバランスを整え、骨盤矯正を加えて行くことで、筋肉のアンバランスと一部に偏った緊張が解け、痛みが消失していくという仕組みですね。
当然のことながら自宅でのストレッチも重要です。
太ももの表・裏・内側、お尻の筋肉のストレッチは必ずやりましょうね。
いつも言いますが、早めの治療が早めの回復に繋がります。
運動後に足の付け根に痛みや違和感などを感じたら、なるべく早く当院にお越しください。
大坂整骨院 番場 要