お久しぶりです。
さてゴールデンウィークも終わり、ほっと一息ついた感じが致します。
そんな5月は以前より五月病なるものの存在がよく言われており、一息ついて精神的な疲労も起こる時期であるようですので、心と身体両方に気をつけたいところですね。
さて、今回はちょっと便秘について書いてみたいと思います(いわゆる五月病とも少し関係あるかな)。
人の身体の中で脳の次に神経細胞が多い場所は腸です。
神経細胞の数は脳が150億個、腸は1億個と言われています。
腸は腸管神経系という独自のネットワークを形成しており、脳の指示がなくても単独で腸を動かす事が出来るそうです。
また、腸の活動は自律神経に支配されていますので、自分ではコントロールできません。
腸の活動が活発になるのは副交感神経が優位なときです。つまりリラックスできている時ですね。
ストレスに晒され続けると腸の活動は急激に低下し、最終的にはほとんど動かなくなる…。
これが便秘ですね。という事は精神的な問題なんですね。
そして、腸の活動は直接脳に影響を与えるという事が最近分かってきているようです。
という訳で、
ストレスに晒され続ける→腸内活動が低下する→便秘になる→気持が沈む→ストレス
という負のスパイラルが完成してしまうのですね。
うつ病の患者さんの中には便秘の方が非常に多いという調査結果も出ているようですので、腸と脳はやはり密接に関係しているのは明らかなようです。
腸の活動が活発になるとは、蠕動運動(ぜんどううんどう)が活発になる事で、蠕動運動とは腸が伸び縮みを繰り返し、便をどんどん運び出す動きのことです。
直腸に便が届くと大蠕動という、文字通り大きな蠕動運動が起こります。
食事時は副交感神経が優位になりやすく、毎食後に大蠕動は起こります。
人間の体内にある体内時計の作用により、特に朝食後が一番大きな大蠕動がおきます。
便秘気味の人にとっては、ここが最大のチャンスです。
便秘気味の人こそ必ず朝食を取るようにしましょう。
また、ウォーキングも便秘解消に効果がある事が分かってきています。
というわけで、会社などでストレスを感じている人は、ストレスから解放されやすい休日こそ、がんばって早めに起きてしっかり朝食を取り、その後少しのウォーキングをしましょう!
※自律神経(交感神経・副交感神経)についてはこちらをクリック。
大坂整骨院 番場 要